2月26日午後、富山県南砺市内の県道で、電柱を支えるワイヤーが垂れ下がっていることに気づかず進行してきた普通トラックがこれを引っ掛け、その弾みで電柱が倒れる事故が起きた。近くにいた72歳の男性が下敷きとなり、間もなく死亡した。
富山県警・南砺署によると、事故が起きたのは2月26日の午後1時55分ごろ。これに先立つ同日の午後1時30分ごろ、南砺市沖付近の県道で造園会社の所有するクレーン付きの普通トラックがアームを下げ忘れたまま進行。電柱を固定するためのワイヤーにこれを引っ掛けて切断。トラックはワイヤーに行く手を阻まれるような状態で方向を変え、道路脇の水田に転落した。
アームとの干渉により、ワイヤーは地上から3.5m付近に垂れるような状態となったが、これに気づかなかった別の普通トラックが進行。ワイヤーを引っ掛けたまま走行を続けた結果、その弾みで電柱が倒れ、クレーン車の復旧作業を行っていた造園会社を経営する72歳の男性を直撃した。
男性は倒れた電柱の下敷きとなり、近くの病院に収容されたが、約2時間後に出血性ショックが原因で死亡している。警察ではトラックを運転していた43歳の男性から業務上過失傷害容疑で事情を聞いている。警察によると、最初の事故が起きた際には110番通報がなされておらず、警察が主導した交通規制は行われていなかったという。