過積載で止まりきれないトレーラー、列車と衝突

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1日朝、北海道美幌町内のJR石北本線の踏切で、踏切手前で停止できずに進入した大型トレーラーと、上り普通列車が衝突した。列車は前部が大破し、乗客乗員51人が重軽傷を負った。トレーラーの過積載が事故の主因とみられ、警察では運転していた45歳の男を逮捕している。

北海道警・美幌署によると、事故が起きたのは1日の午前8時20分ごろ。美幌町美禽(みどり)付近のJR石北本線の踏切で、交差する道道を進行してきた大型トレーラーが踏切手前で止まりきれずにそのまま遮断棹を折って内部に進入。左方向から進行してきた上り普通列車(網走発、北見行き。1両編成)と衝突した。

この事故で列車は前部が客席側にめりこむようにして大破。事故当時、列車には約60人が乗車していたが、乗客の高校生ら50人と29歳の運転士が骨折や打撲などで重軽傷を負い、同町内にある4つの病院に収容された。警察ではトレーラーを運転していた45歳の男を業務上過失致傷の現行犯で逮捕している。

周囲に積雪はあったものの、路面は乾燥した状態。調べに対して男は「ボーッとしていた。踏切に気づくのが遅れてブレーキが間に合わなかった」と供述していたが、現場に急ブレーキを掛けたような痕跡が見られないことから調べを進めたところ、約5トンの過積載が発覚した。警察では過積載によってブレーキが効き難い状態になっていたもとのみて、逮捕した男や運送会社の関係者からさらに事情を聞く方針だ。

《石田真一》

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