【ジュネーブモーターショー07】次期トヨタ プリウスか、明言は避ける

自動車 ニューモデル モーターショー
【ジュネーブモーターショー07】次期トヨタ プリウスか、明言は避ける
【ジュネーブモーターショー07】次期トヨタ プリウスか、明言は避ける 全 6 枚 拡大写真

ジュネーブモーターショーに登場した、未来のトヨタ・ハイブリッドのデザインモデルは、4ドア・4シーターのオープンスペースコンセプト、『ハイブリッドX』。大きなガラスエリアを持ち、上から見て前後ウィンドウフレームが向き合った二つのUシェイプになる独特のフォルムが特徴だ。

全長4500mm、ホイールベース2800mm、全幅が1850mmで全高は1440mm。デザインコンセプトということで全幅が広く、また全長は現行プリウスよりも55mm長いだけだが、ホイールベースは100mm伸ばして室内空間を広く取っている。

デザインを担当した南フランスにあるトヨタヨーロッパ・スタイリングセンター「ED2」(2はDの右肩に小さく。二乗)の福市社長は次のように語る。

「燃費に配慮し空力重視のデザインにする場合、ホイールアーチの周りを四角くしたり、車体後部を空気の流れやすいスクエアにしたり、フロントコーナーを削ったりと、デザインして行く上での課題があります。これをいかにデザインに落とし込んでゆくかが、外形デザインのテーマです」

「また『スマートパッケージ』のハイブリッドならではのコンパクトなパワートレインを活かし、いかに小さなサイズの外形で室内を大きく使うことが出来るかにもトライしました。結果として、コンパクトな車体のおかげで重量軽減も可能となり、燃費にもプラスとなりました」

採用されているハイブリッドシステムは、現行『プリウス』をベースとしているのだが、このハイブリッドXコンセプトが次期プリウスであるとの明言は避ける形でのコメントだ。しかし、ハイブリッドシステム自体の進化と共に、次期プリウスのデザインにつながるヒントとして注目に値する。

《ケニー中嶋》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 世界初の「破壊不可能ホイール」って何だ!? テスラ向けパーツ手掛ける米メーカーが開発
  2. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  3. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
  4. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  5. リトラと決別した「ワイルド・キャット」、3代目ホンダ『プレリュード』【懐かしのカーカタログ】
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る