愛知県警は4日、愛知県豊田市内の東名高速道路・上郷サービスエリア(SA)で休憩中の高速バス車内に侵入し、乗客の所持品を盗んでいたとして、47歳の男を窃盗容疑で逮捕した。同様の事件が過去にも数件あり、警察では余罪を追及している。
愛知県警・豊田署によると、逮捕された男は4日の午前1時45分ごろ、豊田市永覚町上長根付近にある東名高速道路上り線・上郷SAに業務用搬入口から徒歩で入り、大型車スペースで休憩のために停車していた高速バス(京都発、新宿行き)の2階席に侵入。27歳の男性が所有する金券(サッカーJ2リーグ試合チケット)など2万6000円相当が入ったバッグを奪った疑いがもたれている。
男はバッグを奪った後、搬入口から外に出て、取り付け道路に路上駐車していたクルマに戻ったが、たまたま現場付近の一般道をパトロールしていた同署員が人気の無い場所に停車しているクルマに不審感を抱き、職務質問したところ盗難の容疑が発覚。窃盗容疑で逮捕した。
調べに対して男は「金目のモノが欲しかった」と供述。停車中のバスや乗用車を狙った窃盗事件はこれまでに数件発生しており、警察では余罪についても追及する方針だ。