BMWが病院と提携、安全技術にフィードバック

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BMW北アメリカは、マイアミ大学/ジャクソン記念病院の名門ウィリアム・リーマン傷害研究センターと協力し、医療の分野で外傷性傷害の専門家と提携し、米国で多くの専門分野にわたる事故調査プロジェクト(ARP)を設立すると発表した。

チームは衝突事故における怪我の原因の特定に役立つ生体力学的事故分析を行う。その調査結果は、将来のBMW車両で新しい安全装置の開発に役立てる。

BMW北アメリカのトム・パーヴェス会長は「ウィリアム・リーマン傷害研究センターおよびマイアミ大学ジャクソン記念病院との協力における資金提供、そして安全への取り組みを明確に示したことを誇りに思う。BMWは、アクティブ・セーフティ(能動的安全性)およびパッシブ・セーフティー(受動的安全性)で最も高い基準を誇り、今回のプロジェクトにより、その基準はより高いものになる」とコメントしている。

BMWは、30年ほど前に製品デザインの改良に衝突事故の実態分析を初めて使用した。1976年からは、バイエルン警察がBMWに対し、BMW車が巻き込まれた大きな事故の報告を行っている。

BMWでは警察より提供された情報を基に、車両の安全装置の性能向上を行ってきた。今回、BMWは米国における衝突事故の実態の研究を使って、最高水準の安全技術の開発に乗り出す。

プロジェクトはBMWエンジニアリングの能力と、マイアミ大学/ジャクソン記念病院のライダー外傷センターの外傷性傷害専門家による、多くの専門分野にわたる方法で取り組んでいく。BMWと外傷センターでは、チームを派遣して事故後の車両の損害を調査し、事故の再現および怪我の生態学的評価を通じて、車両のパフォーマンスの実態について話し合う。

この結果は、BMWの様々な開発部門に提供され、BMW車の開発の強化に役立てる。

《レスポンス編集部》

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