歩道乗り上げ事故の被告に禁固の実刑

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2006年4月、新潟県新潟市内の市道で、ハンドル操作ミスから歩道に乗り上げ、2人を死傷させる事故を起こしたとして、業務上過失致死傷罪に問われた26歳の男に対する判決公判が5日、新潟地裁で行われた。裁判所は禁固2年の実刑を命じている。

問題の事故は2006年4月21日の午後7時30分ごろ発生した。新潟市沼垂東6丁目付近の市道を走行していた乗用車が道路左側の歩道に突然乗り上げ、歩道を走行していた自転車に衝突。自転車に乗っていた男子高校生1人が気管支断裂などで死亡。もう1人が後遺障害の残る重傷を負った。

クルマを運転していた25歳の男は「小動物を避けようと急ハンドルを切った結果、歩道に乗り上げた」と供述するなど、当初は事情聴取に応じていたが、後に失踪。昨年11月に業務上過失致死傷容疑で逮捕。同罪で起訴されていた。

5日に行われた判決公判で新潟地裁の斎藤千恵裁判官は、衝突時の速度が75km/hだったと認定。「小動物を避けるという意図があったとはいえ、75km/hという高速度で運転したのは適切さを欠いている」、「事故から半年後に行方をくらますなど、事故後の対応は悪い」と指摘した。

だが、反省していることを理由として情状を酌量。禁固3年の求刑に対し、禁固2年の実刑判決を言い渡している。

《石田真一》

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