マツダ『CX-7』には『G-Book ALPHA』対応のHDDナビが全車に標準装備されている。他にもDSCやディスチャージヘッドランプ、クルーズコントロール、18インチアルミホイールなど、標準装備されるアイテムは意外なほど充実している。
さらに上級グレードとなるクルージングパッケージには、プリクラッシュセーフティシステムやレーザークルーズコントロールシステム、パワーアシスト付き本革シート、アドバンスドキー、木目調パネルが標準装備される。
CX-7の商品企画を担当した中岡修さんは「XC-7を国内に導入するにあたり、課題となったのはサイドアンダーミラーを装着するかどうかという点です。日本で販売するSUVは左側の死角をカバーするためにサイドアンダーミラーか、ドアミラーに内蔵するタイプのカメラを装着しなくてはなりません。ですが、CX-7ではサイドアンダーミラーは、エクステリアデザインを損なうので付けたくありませんでした」
「また、このようなSUVを購入されるお客様は、ほとんどナビを装着されるようなので、思い切ってHDDナビとサイドモニターカメラを標準装備しました。そのため、車両本体価格は306万円以上と、少し高めになっていますが、装備内容からみれば納得していただけると思います」
「またクルージングパッケージも36万円高となりますが、本革シートやプリクラッシュセーフティといった上級装備が多数追加されるので、お買い得だと思います」という。
確かに306万円からの価格帯は、他のSUVから見ると少し高めにはなるが、2.3リットルのターボエンジンを搭載して、HDDナビを標準装備していれば納得はできる。なにより無骨なサイドアンダーミラーを付けるよりは、ナビを標準装備にすることでスタイリングを維持して正解だっただろう。
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