パトカー逃れの巻き添え事故で懲役10年を求刑

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昨年10月、滋賀県長浜市内の県道で、パトカーの追跡から逃れようと対向車線に進出したことが原因の正面衝突事故を起こし、4人を死傷させたとして危険運転致死傷などの罪に問われた24歳の男に対する論告求刑初公判が6日、大津地裁で開かれた。検察側は懲役10年を求刑している。

問題の事故は2006年10月15日未明に発生した。信号無視を行ったとしてパトカーに追跡されていた軽乗用車が、長浜市平方町付近の県道で前走車を追い抜こうと対向車線側に進出した際、対向車線側で減速しつつあった別の軽乗用車と正面衝突した。双方のクルマは大破。順走車に乗っていた1人が死亡、3人が重軽傷を負ったほか、逃走車に乗っていた2人も負傷した。

逃走していたクルマを運転していた24歳の男は無免許で、事故を起こす直前まで飲酒を行っていたことが判明した。検察は危険運転致死傷や道路交通法違反(酒気帯び運転、無免許、信号無視)の罪で起訴。初公判で被告は起訴事実を全面的に認めていた。

6日に行われた論告求刑公判で、検察側は衝突時の速度が約85km/h超だったことを改めて指摘。「重大事故を導く危険な行為で、殺害行為に等しい」として、裁判所に対して懲役10年の実刑を求めている。

《石田真一》

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