燃費向上に効果のあるバッテリー GSユアサ子会社が開発

エコカー 燃費

GSユアサコーポレーションの子会社GSユアサ パワーサプライは、CO2削減・燃費向上効果のある自動車用バッテリー技術を開発したと発表した。

同社はバッテリートラブルに遭遇するユーザーを少しでも減少させることがバッテリーメーカーの使命であると考え、「バッテリートラブル0(ゼロ)」をポリシーとして、取り組むと同時に、環境に配慮したバッテリーの開発・設計を推進している。

環境対応商品としては、樹脂部品(電槽・ふたなど)や鉛部品に再生素材を積極的に活用したNew ECO.Rシリーズなどを販売している。環境問題がますます深刻化する中で、温室効果ガスCO2の削減を目標としたバッテリーの開発に注力している。

近年発売されている新車のほとんどが、燃費向上を目的に、走行状態とバッテリーの充電状態に応じて、発電状態(充電電圧)を制御し、エンジン負荷を低減させる充電制御車だ。

同社は今後ますます充電制御車が増えると見ており、対応するバッテリー技術として、今回、バッテリー部品である極板への添加物バランスを最適化することにより、バッテリーの充電受け入れ性能を当社従来品比で約10%向上させたバッテリー技術を開発した。

この技術を採用したバッテリーを充電制御車に搭載した場合、同社製品の従来品比で約2%のCO2削減改善効果が期待できる。第三者機関での試験により、従来品比で平均約2%のCO2削減・約2%の燃費向上の効果があることが実証されたと、している。

今後、さらなる試験を経て、この技術を採用した新商品を2007年夏に発売する予定だ。

《レスポンス編集部》

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