神戸製鋼の米国合弁会社、アルミ鍛造工場の能力増強

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神戸製鋼の米国合弁会社、アルミ鍛造工場の能力増強
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神戸製鋼所、三井物産、豊田通商が出資する自動車サスペンション用アルミ鍛造品製造合弁会社「コウベ・アルミナム・オートモーティブ・プロダクツ」(KAAP)はこのほど、製品需要の増加に対応するため、4期目のメカニカル鍛造プレス設備を追加導入することを決定した。

4号プレス設備関連の投資額は約1400万ドル(約16億円)。2008年4月から稼働を開始する予定で、KAAPの生産能力は月間28万本まで拡大する。

KAAPは、北米市場向け自動車サスペンション用アルミ鍛造品の現地拠点として、03年5月に設立、05年6月から生産を開始した。これまで、06年4月に2号プレス設備、同年12月には3号プレス設備を追加導入するなど順調に生産を拡大している。

北米では、安全対策の強化や装備の充実の影響から車両重量が増加する傾向にある一方で、環境規制のクリアも喫緊の課題となっている。そのため、車両軽量化に大きく寄与するアルミサスペンションに対するニーズが拡大しており、特にアルミ鍛造サスペンションは軽量化効果、運動性能、乗り心地などが優れていることから採用が急激に増加している。今回の追加投資は、このような状況を踏まえて決定したものだ。

《山田清志》

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