プラグインハイブリッドの実用試験が始まる

自動車 ニューモデル 新型車
プラグインハイブリッドの実用試験が始まる
プラグインハイブリッドの実用試験が始まる 全 3 枚 拡大写真

プラグイン方式のハイブリッドは、次世代のエコカーとして注目を集める存在。GMが特に力を入れており、シボレー『ボルト』というコンセプトカーも製作している。しかし実用化に至るのか、またメーカーはコストを採算に乗せる事ができるのか、などの疑問の声もある。

【画像全3枚】

そんな中、アメリカで最も厳しい大気汚染規制を持つカリフォルニア州が、今年後半にも30台のプラグインハイブリッドを導入、フリートカー(商用車)として実際に使用する計画だという。

導入を決めたのはサウスコースト・エアクオリティ・マネジメントで、ロサンゼルスとその南のオレンジ郡一帯の大気汚染管理を行う政府機関。

導入されるのは、カリフォルニア州アーバインにあるクアンタム・テクノロジー社が普通のハイブリッドをプラグインにコンバートしたもので、30台のうち20台はフォード『エスケープ』、10台がトヨタ『プリウス』となる。コンバージョンを含めた価格はエスケープが20台で200万ドル、プリウスは10台で56万ドル、とかなりの高額だ。

これら30台のプラグインハイブリッドは5年間にわたってテスト運用され、特にバッテリー系の耐用、継続走行距離などのデータは今後のプラグイン開発に関わるバッテリーメーカーなどと共用されるという。

プラグインハイブリッドは夢の新技術なのか、それとも実用レベルにはこぎつけられないものなのか。5年後の調査結果に期待したい。

《Sachiko Hijikata, US editor》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. BMWが24車種4万台をリコール…濡れると火災のおそれ
  2. 365万円で買えるMINI登場!「土偶みたいな顔しとる」「現実的な価格」などSNSでは反響さまざま
  3. 「トランプさん、これ買います」最新の4ドアマッスルカー『チャージャー』発表に「めっちゃかっこいい」と高評価の声
  4. ヤマハのEVスクーター『JOG E』が約16万円で登場!「手に入りやすい」「50ccより安い!」など注目集まる
  5. トヨタの米国ミニバンが「エスティマ難民」の受け皿に? 新型発表で高まる「日本導入」への期待
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る