飲酒後の気晴らしドライブが招いた死亡事故で実刑判決

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昨年11月、神奈川県大和市内の国道で飲酒後のドライブ中にバイクと正面衝突する死亡ひき逃げ事故を起こし、危険運転致死や道路交通法違反の罪に問われていた24歳の男に対する判決公判が8日、横浜地裁で開かれた。裁判所は被告に対して懲役6年の実刑を命じている。

問題の事故は2006年11月23日未明に発生している。大和市上和田付近の国道467号で、走行中の乗用車が対向車線側に逸脱。20歳女性の運転するバイクと正面衝突した。女性は収容先の病院で死亡。クルマはそのまま逃走したが、その後出頭した23歳(当時)の男が容疑を認めたため、業務上過失傷害と道路交通法違反(酒気帯び運転、ひき逃げ)の容疑で逮捕している。

調べで男は「自宅で焼酎4合などを飲み、気晴らしを目的としたドライブに出た際に事故を起こした」と供述。以前から同様の行為を繰り返していたこともわかり、検察は危険運転致死で起訴した。

8日行われた判決公判で、横浜地裁の大島隆明裁判長はこの事故が飲酒運転が社会問題化していた最中に発生したことを指摘。「被告が飲酒運転に及んだ動機や経緯は安易かつ身勝手であり、刑事責任は誠に重い」として、被告に対して懲役6年の実刑判決を言い渡した。

《石田真一》

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