イチネンは、簡易株式交換によってタイホーコーザイを完全子会社化すると発表した。
イチネンは、リース事業、自動車メンテナンス事業、燃料販売事業、ケミカル事業、パーキング事業を展開しているが、特にケミカル事業の成長が最重要課題となっている。このため、昨年10月に子会社のタイホー工業とコーザイを合併した。
製品の相互補完による顧客への販売力強化や共同開発による経営資源の有効活用などを進めているが、さらにシナジー効果の実現を早期化するため、合併子会社のタイホコーザイを完全子会社化する。
株式交換比率はタイホコーザイ1株に対してイチネンの株式0.2株を割り当てる。イチネンは株式交換に伴って新株210万2729株を発行し、イチネンが保有する自己株式5万株と合わせて株式交換に充当する。
これに伴ってタイホーコーザイは、8月28日付けでジャスダック証券市場から上場廃止となる予定だ。