【インプレ'07】岡島裕二 ダイハツ『ミラ』 街乗り軽のスタンダード

試乗記 国産車
【インプレ'07】岡島裕二 ダイハツ『ミラ』 街乗り軽のスタンダード
【インプレ'07】岡島裕二 ダイハツ『ミラ』 街乗り軽のスタンダード 全 1 枚 拡大写真

05年末にもっともベーシックな『エッセ』が登場したこともあり、新型『ミラ』は先代よりも内外装の質感が大幅にグレードアップされている。さらに室内も驚くほど広い! とくに後席は余裕で足が組めるし、床もフラットなので非常に居心地がイイ。

27km/リットルの低燃費を達成したアイドリングストップシステム搭載車は、停車後エンジンが止まり、ブレーキを離すとすぐにエンジンが掛かってくれるが、右折時に交差点の中央で停まると、少しまどろっこしさが否めない。

パワートレーンは『ムーヴ』やエッセと共通だが、CVTの制御など徐々に改良が加えられており、さらに乗りやすくなっている。ただしムーヴよりも車両重量が軽いので、ミラなら4速AT車でもじゅうぶんにキビキビと走ってくれた。

標準系は全車13インチタイヤなので、乗り心地は柔らかめ。シッカリした乗り心地がお望みの人には、14インチ以上を履くカスタムを選びたい。最近は軽自動車の人気が高まっているが、ミラに乗るとその理由がヒシヒシと感じられる。それだけ、うまくパッケージングされているのだ。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★☆
フットワーク:★★★☆☆
オススメ度:★★★★☆

岡島裕二|モータージャーナリスト
20代前半にレースの参戦資金調達のために自動車専門誌出版社に勤務。その後ウェブ編集者を経て、2003年よりフリーモータージャーナリストに転身。レース経験を生かした試乗インプレッションと、貧乏生活から芽生えた価値観をもとに、クルマの本質を鋭く分析。

《岡島裕二》

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