盗難車を追跡中のパトカー、タクシーと出会い頭衝突

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11日未明、兵庫県西宮市内で盗難届の出ていた軽トラックを追跡していたパトカーが交差点でタクシーと出会い頭に衝突する事故を起こした。軽トラックは混乱に乗じてさらに逃走を続けたが、約4km先で強制抑止。44歳の男が逮捕されている。

兵庫県警・甲子園署によると、事故が起きたのは11日の午前1時ごろ。これに先立つ午前0時55分ごろ。西宮市鳴尾町5丁目付近の国道43号をパトロールしていた同署のパトカーが、盗難届の出されていた軽トラックを発見。停止を命じたが、軽トラックはこれを無視して逃走しため、パトカーもただちに追跡を開始した。

だが、このパトカーは西宮市津門大塚町付近にある国道2号の交差点に進入した際、交差道路を走行していたタクシーと出会い頭に衝突。双方の車両は小破し、タクシーを運転していた55歳の男性が首などを打撲する軽傷を負った。

軽トラックは混乱に乗じて逃走を続けたが、直後に西宮署の捜査車両(覆面パトカー)が応援の要請を受けて追跡をバトンタッチ。西宮市高須町1丁目付近の市道で軽トラックはパトカーへの体当たりを試みたが、逆に弾き飛ばされて歩道に乗り上げた。この直後、前後をパトカーが挟んで強制的に抑止。運転していた44歳の男を公務執行妨害の現行犯で逮捕している。

調べに対し、男は「捕まりたくなかった」などと話しているという。無免許運転であったことも後の調べで発覚しており、警察ではクルマの入手経路を含め、動機や余罪を追及する方針だ。

《石田真一》

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