鹿児島県警は14日、換金する目的で鉄工会社の敷地内にあった金属製の燃料タンク(約800kg)を盗みだしたとして、35歳の男を窃盗容疑で逮捕した。タンクを盗むため、クレーン付きのトラックもレンタルしたという。
鹿児島県警・鹿児島南署によると、この男は2月27日夜、鹿児島市宇宿町付近にある鉄工会社の敷地内に侵入。一角に設置されていたステンレス製の燃料タンクを盗みだした疑いがもたれている。
タンクの重量は約800kg。高さは約1.3m、幅は約2mあるが、男はレンタカー会社から借りたクレーン付きのトラックを敷地内に乗り入れ、タンクを吊り上げて荷台に積載。そのまま金属回収業者に持ちこんでいた。
警察の調べによると、タンクの売却価格は約22万円。持ちこまれる金属材としては珍しい部類に入るため、足がつくのも早かったようだ。事情聴取に対して男は「金属の値段が高騰していると聞き、カネ欲しさにやった」などと話しているという。