香川県警は20日、香川県高松市内の県道で軽傷ひき逃げ事故を起こしたとして、31歳の男を道路交通法違反容疑で逮捕した。テレビで事件捜査ドキュメンタリー番組を見て、逃げ切れないと悟って出頭してきたという。
香川県警・高松南署によると、事故が起きたのは19日の午後9時25分ごろ。高松市林町付近の県道を自転車で走行していた53歳の男性に対し、後ろから走ってきたクルマが追突した。男性は転倒した際に打撲などの軽傷を負ったが、クルマはそのまま逃走した。
警察では軽傷ひき逃げ事件として捜査を開始したが、事故から約2時間後に31歳の男が「自分がやった」と出頭。接触痕の確認もできたことから、警察は男を道交法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕。業務上過失傷害容疑でも調べを進めている。
調べに対して男は「帰宅後、テレビで警察の事件捜査を扱ったドキュメンタリー番組を見た。とても逃げ切れるものじゃないと悟って出頭した」などと話しているという。