漫然と踏切に進入して衝突、クルマ放置の女を送検

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昨年11月、東京都杉並区内の京王電鉄線で、踏切内に立ち往生した乗用車と下り列車が衝突、列車の先頭車両が脱線した事故について、警視庁は26日、乗用車を運転していた40歳の女を過失往来危険と道路交通法違反容疑で書類送検した。

警視庁・高井戸署によると、問題の事故は2006年11月27日深夜に発生した。杉並区下高井戸付近の京王電鉄線・下高井戸−桜上水間の踏切で、踏切内で立ち往生した乗用車と、通過中の下り普通列車(新宿発、高幡不動行き。8両編成)が衝突した。

この事故によってクルマは大破。列車も先頭車両が脱線するとともに、車体が小破したが、乗客乗員約1000人にケガは無かった。

クルマを運転していた韓国籍を持つ40歳の女も車外に脱出しており、ケガは無かった。その後の調べで女はカーナビを操作しながら漫然と踏切に進入、直後に遮断機が作動し、脱出できなくなっていたことがわかった。

前方に走り、遮断棹を折れば踏切外に脱出する間はあったが、女はパニック状態となり、クルマをその場に放置して逃走。列車の非常停止スイッチを押すこともしなかった。

警察では「事故の責任は衝突防止の措置を怠って逃走した女にある」と判断。過失往来危険と道交法違反(踏切の通過)容疑での書類送検に踏み切った。

《石田真一》

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