「鈴鹿8時間耐久ロードレース」の記者会見が30日、東京モーターサイクルショーの会場で行われた。
冒頭に鈴鹿サーキットの運営会社、モビリティランドの清水郁郎社長が挨拶に立ち、「8耐は延べ600万人を超えるお客様が観戦。バイク文化、地域の発展に貢献してきた価値ある祭典」と述べた。
続いて24年間冠スポンサーを続けている日本コカ・コーラのハロルド・G. メイ副社長が流暢な日本語で、自身のバイク生活を披露した。「私はバイクマニアで、11台のバイクを所有し、うち8台がホンダ。これまでバイクでアメリカ横断をはじめ、ヨーロッパ1周を行った。もちろん日本1周も2、3回やっている」と語り、今年同社が50周年を迎えこともあわせてPRした。
特別ゲストには俳優の岩城滉一氏が出席、「長いことレースをやっていてよかった」と8耐名誉顧問に就任した喜びを語った。よほど「名誉顧問」という肩書きが気に入ったらしく、司会者に対して何度も「名誉顧問」と呼ばせていた。
ふと会見会場を見回すと、最後列にホンダの土橋哲専務の顔もあった。土橋氏は今年6月末にモビリティランドの社長に就任する予定で、鈴鹿最大のイベントである8耐の記者会見の様子が気になるようだった。展示会場で土橋氏に会ったときも、しきりと8耐のPRをしていた。