泥酔運転でガソリンスタンド直撃の男に懲役13年を求刑

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昨年9月、和歌山県岩出市内の国道24号で、クルマを泥酔運転して道路沿いのガソリンスタンドに突っ込む事故を起こし、2人を死傷させたとして危険運転致死傷などの罪に問われた62歳の男に対する論告求刑公判が3月28日、和歌山地裁で開かれた。検察側は裁判所に懲役13年を求めている。

問題の事故は2006年9月3日午後に発生した。岩出市中迫付近の国道24号を走行中の乗用車が路外に逸脱。そのまま道路沿いのガソリンスタンドに飛びこみ、64歳の男性客と18歳女性アルバイト店員を次々にはね、さらには給油機1台をなぎ倒した。

男性は収容先の病院で死亡。アルバイト店員の女性はクルマとの衝突時に右足を骨折、さらには倒壊した給油機から漏れ出したガソリンを浴びた直後に引火、上半身をやけどする重傷を負った。

クルマを運転していた男からは呼気1リットルあたり0.66ミリグラムのアルコール分を検出。危険運転致死傷などの罪で起訴されていた。

3月28日に開かれた論告求刑公判で、検察側は「被告は深酔いの状態を自覚していながら、クルマの運転を行った」、「被告は日頃から飲酒運転を繰り返すなど規範意識が欠如している」と指摘した。

その上で検察は「反省の態度も表面的」として、裁判所に対して懲役13年の実刑を求めた。

《石田真一》

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