宇部興産、新中期経営計画を策定…アルミホイール事業再生目指す

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宇部興産は、中期経営計画「UBEグループ新中期経営計画・ステージアップ2009」を策定した。

2004-2006年度までの中期経営計画の「New21・UBE計画II」が終了したため、目標ステージをもう一段階引き上げ、持続的成長が可能な収益基盤を確立するため、新しい中期経営計画を策定した。

新しい中期経営計画では、2011年度のターゲットとして2006年に430億円だった営業利益650億円以上、売上高営業利益率・総資産事業利益率を2006年度がそれぞれ6.6%、6.4%だったのを両方とも8.5%以上に引き上げる。

各事業ごとの取り組みでは、電池材料や半導体関連を成長戦略事業、航空宇宙事業などを育成事業、合成ゴムやナイロン樹脂などを中核基盤事業とするほか、アルミホイール事業は再生事業として抜本的収益改善策を実施して事業再生を図る。

アルミホイール事業では国内事業は大口径品の生産能力拡大で高収益ホイールにシフトするとともに、原価低減プロジェクトを推進し、2009年度に売上高営業利益率5%以上を目指す。また、低コストの新鋳造機を開発し、将来の設備更新や北米での増産に備える。

北米事業は日系自動車メーカーの比率を引き上げる一方で、塗装内製化・外注コスト削減や収益率改善など、徹底したコスト削減で2009年度黒字転換を目指す。

《レスポンス編集部》

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