住友金属、継目無ステンレス鋼管を値上げへ…ニッケル価格高騰

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住友金属工業は、継目無ステンレス鋼管について、その主原料のひとつであるニッケル価格の大幅な高騰を受けて、値上げの交渉を開始したと発表した。

対象は全ての顧客向けのニッケル系継目無ステンレス鋼板で、2007年4月以降契約分から。値上げ幅は10%で、値上げ価格のレベルは1−3月のニッケル価格に対応した。

5月契約分以降についてもニッケル価格が高止まりしている場合、さらに10%程度の値上げを要請する。

昨年春以降、ニッケル価格は急騰しており、同社は昨年6月契約分以降、合計で60%以上値上げしてきた。しかし、ニッケル価格は依然として上昇しており、このままでは継目無ステンレス鋼管の収益悪化が避けられないと判断、コストアップ分を価格に転嫁する。

輸出価格はすでに同様の大幅値上げを実施している。

《レスポンス編集部》

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