「テクノフロンティア」が18日、千葉県の幕張メッセで開幕した。テクノフロンティアとは、あらゆる産業の設計開発者、生産技術者など関連専門家向けに、最新技術情報と課題解決手法を提供する専門技術展とシンポジウムの総称。
その展示会も「モータ技術展」、「モーション・エンジニアリング展」、「ボード・コンピュータ展」、「電源システム展」、「EMC・ノイズ対策技術展」、「熱対策技術展」、「自動車要素技術展」、「R&D生産・設計支援システム展」、「メカトロニクス・トータルソリューション」、「洗浄技術展」と多種多彩で、国内外から約550社が出展している。
会場は開発者や技術者がほとんどといってもよく、自動車関連企業の名刺を付けた人も多く見られ、車載用機器の部品を熱心に見つめる姿も目立った。
また、今回は大阪産業大学の協力を得て、近未来自動車の試走も行われた。初日の18日は電気自動車であったが、それを乗るために来場者の長い列ができていた。19日はソーラーカー、20日は燃料電池車の試走が予定されている。
そのほか、シンポジウムでは自動車メーカーの技術者による講演も数多く行われる。ちなみに18日は、「自動車業界の環境対応将来技術」のテーマでホンダの技術者、「グローバル生産に向けたアルミエンジン加工技術」のテーマでトヨタ自動車の技術者、「カーナビゲーションシステムとEMC」のテーマでデンソーの技術者が講演を行った。
テクノフロンティアは20日まで行われ、主催者の日本能率協会では12万1000人の来場者を見込んでいる。