栃木県警は15日、別居中の夫の実家から実子を連れ出そうとした際、クルマの発進を妨げようとした義理の母をクルマで引きずって重傷を負わせたとして、33歳の女を傷害容疑で逮捕した。女は引きずった事実のみを認めているという。
栃木県警・宇都宮東署によると、逮捕された女は13日の午後9時30分ごろ、宇都宮市清原台付近にある別居中の夫の実家を訪問。夫が預けていた3歳の長男を奪取し、そのまま逃走しようとした。これを阻止しようとする54歳の義母とトラブルになったが、女はそのままクルマに乗りこんだ。
義母はクルマのサイドミラーにつかまって発進を阻止しようとしたが、女はこれに構わず加速。義母は振り落とされて路上に転倒し、胸部骨折などの重傷を負ったという。夫と女は子供の親権を巡るトラブルを起こしていたとみられる。
調べに対して女は義母を引きずった事実は大筋で認めたものの、「子供を連れ戻すためにやった」と供述。自らの正当性を主張しているという。