トヨタ紡織の06年度決算は、売上高が前期比23.4%増の1兆827億円となり、合併後、初めて1兆円を超えた。営業利益は43.3%増の483億円、経常利益は同37.8%増の521億円と、ずれも大幅に伸びた。来期は増収減益の見込み。
自動車用内装品、フィルター・パワートレイン部品、繊維・外装品のいずれも2ケタの増加となった。アラコ、タカニチとの合併当初は2010年度に売上高1兆円超えを目標としたが、トヨタの海外生産が大幅に伸びたことから、目標を前倒しで達成した。
07年度は、先行投資のための設備投資費用が増えるため、営業利益、経常利益とも減益を見込む。売上高は、前期比4.4%増の1兆1300億円と、1ケタの増加にとどまると予想している。