フォードモーター第1四半期連結決算…当期赤字2億8200万ドル

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フォードモーター第1四半期連結決算…当期赤字2億8200万ドル
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フォード・モーター・カンパニーは、2007年第1四半期(1−3月期)の連結決算を発表した。それによると2億8200万ドルの純損失を計上、前年同期は14億ドルの損失で、赤字額は改善したものの、依然として業績は不振だ。

特別項目を除く継続事業の損失は、1億7100万ドルを計上した。前年同期は2億2300万ドルの黒字だった。特別項目は、主に事業再構築に伴う費用を反映したもので、税引前利益を1億1300万ドル減少させた。

第1四半期のフォード全体の売上高は430億ドルで、同5.4%増となった。これは主に、商品構成の改善、為替レートを反映したもので、販売台数の低迷で一部相殺された。ただ、フォード『エッジ』、リンカーン『MKX』、フォード『Fシリーズ・スーパーデューティ』、フォード『エスケープ』、マーキュリー『マリナー』をはじめとする米国生産の新型車は好調に推移した。

プレミア・オートモーティブ・グループは過去最高益を記録したほか、 欧州フォードの税引前利益は2億1900万ドルで、同42.2%増となった。

1−3月期は5億ドルのコスト削減を実施、このうち4億ドルが北米事業関連によるもので、年間の事業コストを2005年と比べて50億ドル削減するとした2008年度の目標にむけて、コスト削減の累積総額は19億ドルとなる。

さらに、北米部門では1万8000人の従業員を削減したほか、オートモーティブ・コンポーネンツ・ホールディングス(ACH)事業のうち1件を売却、さらに2件のACH事業も売却することで基本合意に達している。将来的に4件のACH事業を売却する方向で基本合意した。 オートモービル・プロテクション・コーポレーション(APCO)の売却やアストンマーチンの売却を合意するなど、リストラを進めている。

《レスポンス編集部》

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