【インプレ'07】松下宏 三菱『デリカD:5』 SUVミニバンという個性

試乗記 国産車
【インプレ'07】松下宏 三菱『デリカD:5』 SUVミニバンという個性
【インプレ'07】松下宏 三菱『デリカD:5』 SUVミニバンという個性 全 1 枚 拡大写真

3列シートのミニバンでSUV的な走破性も備える『デリカD:5』は、ほかのクルマにはない魅力を備えるものの、車両重量が重くなるのはデメリットとなる部分。

なので2.4リッターエンジンとCVTとの組み合わせが1800kg前後の車両重量に対してどうかという不安があったが、実際に走らせてみると何の不満も感じない。これでじゅうぶんという感じの動力性能を発揮してれる。

無段変速のCVTによる滑らかさと合わせてミニバンにふさわしい走りだといえる。

ただ、走行中にCVTの機械音が室内に入ってくるのがやや気になった。『アウトランダー』に比べると静かになっているとのことだが、ほかのメーカーのCVTはもっと静かである。

試乗したのがドライのオンロードで、デリカD:5が本領を発揮するラフロードや雪道などの試乗をしていないのだが、走破性の高いミニバンを求めるユーザーには最適のモデル。三菱にとっては台数が売れて利益も確保できるクルマになりそうだ。

■5つ星評価
パッケージング:★★★☆☆
インテリア/居住性:★★★★☆
パワーソース:★★★☆☆
フットワーク:★★★☆☆
オススメ度:★★★☆☆

松下 宏| 自動車評論家
1951年群馬県前橋市生まれ。自動車業界誌記者、クルマ雑誌編集者を経てフリーランサーに。税金、保険、諸費用など、クルマとお金に関係する経済的な話に強いことで知られる。ほぼ毎日、ネット上に日記を執筆中。

《松下宏》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ランエボ 狙いで強盗殺人、容疑者を逮捕
  2. 【スバル フォレスター 新型試乗】日本車の目覚しい進歩に舌を巻く…中村孝仁
  3. 「かつての『サニー』が随分と立派に…」日産の新型セダンが話題に!進化したVモーションにも注目
  4. トヨタ『ライズ』、5色のカラフルなフルーツテーマで登場…土曜ニュースランキング
  5. 日産『エクストレイル』e-POWERの9197台でリコール…発電停止と走行不能のおそれ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る