マグナがクライスラーに二度目の買収提示

自動車 ビジネス 企業動向

ダイムラークライスラーからクライスラー部門の買収を希望しているカナダに本拠を置くの自動車パーツメーカー、マグナインターナショナルが、ダイムラークライスラーに対し2度目となる条件、金額提示を行った。

マグナ社は、クライスラー部門の金融部門に興味を示していると言われる投資会社、オネックス社がパートナーとなっており、積極的な姿勢を見せている。新たな条件提示内容については明らかにされていない。

同様にクライスラー部門買収に名乗りを上げているライバル、株式投資会社のブラックストーン・グループとセルベラス・キャピタル・マネジメントについては、マグナと同様の二度目の提示を行ったかどうかについては不明。また、同じく買収に名乗りを上げていたトラシンダ社のカーク・カーコリアン氏については、他社よりも若干高めの提示を行ったものの、クライスラーからの拒否反応が強く、すでに諦めムードとの情報がある。

ダイムラークライスラーが当初示したタイムテーブルから、今月末、遅くとも来月始めにはクライスラー部門の新しいオーナーが決定する筈だが、業界内部ではマグナで決まり、と囁かれている。その場合クライスラーはカナダ企業になるのか、など様々なクリアすべき問題点はあるようだが、売却を急ぐダイムラーにとって、マグナの積極的な姿勢への好感度は高そうだ。

《Sachiko Hijikata, US editor》

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