ガソリン小売価格が史上最高値に 米

エコカー 燃費

消費者物価の動向を調査しているトリルビー・ランドバーグ社のレポートによると、5月7日現在の全米のガソリン小売価格平均はガロンあたり3ドル7セント=リッターあたり97.2円となり、先週と比べて20セント上昇。

これは史上最高値で、しかも夏のドライブシーズンを控えた今、ガソリンは更に価格上昇の傾向にある。

全米でもっともガソリン価格が安いのはサウス・カロライナだが、最も高いサンフランシスコではすでに4ドルを超す価格のガソリンスタンドも出現している。

これまでの最高値は2006年8月11日に記録したガロンあたり3ドル3セント。しかしこれは夏休み中のガソリン消費ピークの数字だ。今年はこれを上回ることは確実と見られる。

こうした傾向が続けば消費者のSUV、ピックアップトラック離れはますます顕著になるのは避けられない。同時にエコの観点からも、米ビッグ3にはかつてないほど小型車、エコカーへの取り組みの遅れが指摘されている。

今週は民主党の大統領候補、バラク・オバマ氏が、デトロイトで「アメリカは2020年までに海外への石油依存を20%削減する必要がある。デトロイトはそのための取り組みを充分に行っていない」と演説するなど、プロダクトラインの早急なシフトを訴えた。

《Sachiko Hijikata, US editor》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ…注目ニュースベスト5 2025年上期
  2. マッスルカー『チャージャー』、内燃エンジン仕様が登場…直6ツインターボで550馬力
  3. エアレスタイヤ搭載でペダルもなし、免許不要の特定小型原付「Future smart」発売
  4. ホンダ『レブル250 Eクラッチ』が爆売れ!? ペダルだけでシフトチェンジできる「Eクラッチ」の魅力をおさらい
  5. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ...ワイド&ローのフォルムに注目だ!
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る