USSが発表した2007年3月期の連結決算は、売上高が前年同期比7.2%増の645億6800万円、営業利益が同7.4%増の248億1700万円で増収増益となった。
中古車販売業者が長期在庫リスクを回避するため、中古車の在庫をオークションに出品する傾向が増えたのに加え、輸出マーケットの拡大などで、従来は市場に流通していなかった低年式・多走行のリユース車の需要が増加したため、出品台数は増加し、成約率もあがっていた。
これにより、同社が運営するオークションも出品台数は同6.7%増の284万台、成約率も前年同期よりも0.4ポイントアップして54.3%となった。中古車買取販売事業は台当たり利益の追求の影響で販売台数が低迷したものの、オークション事業が全体を引っ張り、増収増益となった。
経常利益は同7.7%増の253億6000万円、最終利益が同9.0%増の143億9000万円と順調に増えた。
2008年3月期の連結決算業績見通しは、売上高は同7.2%増の692億円、営業利益が同7.2%増の266億円、経常利益が同6.1%増の269億円、当期純利益が同4.9%増の151億円となる見通し。