三菱自動車工業の相川哲郎常務は、8日発表したリチウムイオン電池の共同出資会社で生産する電池を搭載する電気自動車は、当初年1000台規模で量産化する計画を明らかにした。
GSユアサおよび三菱商事と設立する新会社は2009年から、リチウムイオン電池の量産を開始する予定。三菱自動車はすでに開発済みの電気自動車『i MiEV』にこの電池を搭載し、2010年にも市販したい考え。
相川常務は、電気自動車の普及には価格を200万円以下に下げる必要があると見ている。ただ、共同生産する電池を搭載しても、年1000台規模では「200万円を切るのはまだ難しい」との見方を示した。