本線上で口論、はねられ死亡 首都高

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5日未明、東京都港区内の首都高速道路・都心環状線外回りで、本線上に停止していたトラックを避けようと車線変更した乗用車が、前方の路上で口論していた男性を避けようと減速したバイクに追突、さらに路上にいた1人もはねた。2人は間もなく死亡している。

警視庁・高速隊によると、事故が起きたのは5日の午前2時30分ごろ。港区海岸1丁目付近の首都高速都心環状線の外回りで、前方で停止していた大型トラックを避けようとした26歳男性運転のバイクが、前方の路上に立っていた男性2人に気づいて減速。この直後、同様に車線変更してきた乗用車が速度を保ったまま追突してきた。

バイクは押し出されるようにして転倒。バイクを運転していた男性と、路上に立っていた20歳の男性が次々とクルマにはねられ、2人とも頭部強打などが原因で間もなく死亡した。警察ではクルマを運転していた26歳の男を業務上過失傷害の現行犯で逮捕。2人の死亡後は容疑を同致死に切り換えて調べを進めている。

現場は片側3車線の右カーブ。死亡した20歳の男性は車線変更をしようとした62歳男性が運転する大型トラックと接触しそうになり、両者とも現場にクルマを止めて口論していた。バイクを運転していた男性はこの大型トラックを避けようと車線変更した直後、路上に立っている2人に気づいて急減速した。ところが、さらに後方から進行してきた男のクルマはこの様子に気づくことなく、まっすぐ突っ込んできたという。

調べに対し、男は前方不注意を認めているが、本線上にクルマを止めて口論する交通トラブルが事故の発端となった可能性は高く、警察ではトラックを運転していた男性からも事情を聞く方針だ。

《石田真一》

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