いすゞ自動車の細井行副社長は14日の決算発表の席上、トヨタ自動車とのディーゼルエンジン提携について、エンジン仕様など両社の合意が「ほぼできつつある。7合目くらいまで来た」と語った。
両社のディーゼル提携は、トヨタの乗用車向けエンジンの共同開発・生産を行うもので、生産はいすゞが受託する。
細井副社長は昨年11月にスタートした協議では「お互いディーゼルの歴史があるので、性能や材質など、ぶつかる部分がたくさんあった」と述べた。そのうえで「両社とも狙いは世界ナンバーワンのディーゼルをつくること」とし、目標は一致しているとの認識を示した。
両社はプロジェクトの内容を詰めたうえで、近いうちに発表する見通し。