VTホールディングスが発表した07年3月期連結決算は、売上高、営業利益、経常利益とも過去最高になった。ホンダ車の販売は減少したが、日産ディーラーを傘下に加えた効果で、グループ全体の新車販売台数は、前期にくらべ148%増加した。
売上高は前期比1.4%増の977億3500万円、営業利益は同52.4%増の28億2000万円、経常利益は同54.6%増の28億4100万円だった。当期純利益は、省エネ関連の子会社の固定資産を減損処理したことから、7億1900万円の損失となった。
同期は、ホンダ車の販売が前期にくらべ13.8%減の5344台にとどまったが、長野日産、静岡日産、三河日産を買収したことにより、日産車の販売が1万9845台となり、グループ全体の販売は2万5788台となった。また中古車販売は、同53.1%増の3万5008台と順調に増えた。
08年3月期は、メーカー各社の新車攻勢による需要の上向きを見込んでおり、コンパクトカーを中心に底堅く推移すると見ている。売上高は前期比12.5%増の1100億円、営業利益は同6.4%増の30億円、経常利益は同2.1%増の29億円、当期純利益は10億円を見込む。