ガソリン高でコンパクトカーへのシフトが進む

エコカー 燃費
ガソリン高でコンパクトカーへのシフトが進む
ガソリン高でコンパクトカーへのシフトが進む 全 1 枚 拡大写真

今週に入り、アメリカのガソリン価格は平均で1ガロン3ドル11セント、と史上最高値を再び更新した。それによりアメリカ人のコンパクトカー購買への長期的かつ全体的な移行がさらに加速しているという。

JDパワー・アンド・アソシエイツが発表したデータによると、スモール/コンパクトクラスの車のロイヤリティが上昇している。またスモール/コンパクトカーの米市場におけるシェアは、2004年には26.3%だったのが、今年の第1四半期には31.8%にまで上昇。

これに伴い、4シリンダーエンジン搭載の車のシェアも広がり、2004年4月の時点では4シリンダーカーは全体の27.5%だったものが、今年4月には35.7%となっている。

一方、大型SUVやフルサイズピックアップトラックの売り上げは減少しているものの、各自動車メーカーがこれらのモデルに変わる「次世代の多目的車」と力を入れて来たCUV(クロスオーバーモデル。ホンダ『パイロット』、フォード『エッジ』、サターン『アウトルック』、トヨタ『ハイランダー』など)は、市場全体にほとんどインパクトを与えていないことも明らかになった。

期待されたCUVというカテゴリーだが、実際にはコンパクトSUVの方が人気で、苦戦を強いられている。

ガソリン高がこのまま続けば、米市場でもコンパクトカーのシェアが4割を超える日は近そうだ。

《Sachiko Hijikata, US editor》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 世界初の「破壊不可能ホイール」って何だ!? テスラ向けパーツ手掛ける米メーカーが開発
  2. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
  3. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  4. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  5. 「盤石シャシー」に「戦甲車体」採用、ワイルドすぎるオフロードSUVが1時間で9700台受注の人気に
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る