東レ、植物繊維強化ポリ乳酸プラスチックを開発

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東レ、植物繊維強化ポリ乳酸プラスチックを開発
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東レはこのたび、ポリ乳酸(PLA)とセルロールを主成分とする植物繊維をコンパウンドして、耐熱性と剛性、成形性を向上させた植物繊維強化PLAプラスチックを開発した。

PLAは、トウモロコシなどの植物に含まれるデンプンを発酵して作られる乳酸を重合して製造するバイオポリマーで、石油資源の節約をはじめ、二酸化炭素の排出量を抑制するカーボンニュートラル効果により、地球温暖化の防止に貢献する環境低負荷素材として期待されている。

今回開発されたPLAプラスチックは、バイオマスプラスチックで世界最高レベルの150℃の耐熱性をはじめ、従来のPLAプラスチックに対して2倍の剛性と成形時間の大幅な短縮を実現している。そのうえ、植物繊維を混ぜても優れた成形外観が得られるなど、バイオマスプラスチックの物性を抜本的に改良した画期的な製品。

東レでは今後、自動車部品をはじめ、電機・電子部品、土木・建築資材、家具等に幅広く用途開発を進めていく方針だ。

《山田清志》

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