自動車部品工業は、いすゞ自動車などを引き受け先とする第三者割当増資を実施すると発表した。
いすゞは自動車部品工業が実施する第三者割当増資529万3000株のうち、334万3000株を引き受ける。残りの130万株は日立建機、65万株を住友建機が引き受けて資本提携を結ぶ。
発行価格は1株当たり460円で、総額が24億3478万円。
自動車部品工業は、いすゞから受託生産している産業用エンジンの需要が好調で、能力増強が必要なほか、自動車用部品についてもモデルチェンジによる設備更新、海外向け生産が好調なことから、安定供給するため、設備投資を実施する。
これらの設備投資に対する資金調達を第三者割当増資することで、いすゞなどとのパートナーシップの強化と供給体制を構築する。
増資後のいすゞの出資比率は27.64%から重要事項決定に関して拒否権を持つ34.45%となる。また、日立建機は4.71%を出資する第2位の株主となる。