被害者を介抱の男性、後続車にはねられる

自動車 社会 社会

20日深夜、栃木県壬生町内の県道で、衝突事故の被害者を介抱していた男性に対し、後方から走ってきた乗用車が突っ込む事故が起きた。はねられた男性2人が死傷した。接近してきたクルマが2人の存在に気づくのが遅れたことが事故の原因とみられている。

栃木県警・栃木署によると、事故が起きたのは20日の午後10時25分ごろ。壬生町壬生丁付近の県道を走行していた23歳の男性が運転する乗用車が、道路を横断しようとしていた71歳の男性をはねた。

クルマを運転していた男性は近くのコンビニエンスストア駐車場にクルマを置き、現場に戻って倒れた男性の介抱をしていたが、そこに29歳の男性が運転する別のクルマが突っ込んできた。2人は次々にはねられ、71歳の男性は全身強打が原因で事故から約2時間後に収容先の病院で死亡。23歳の男性も頭部を強打する重傷を負っている。

現場は見通しの良い片側2車線の直線区間。信号機や横断歩道は設置されていない。交通量が多い道路で、最初に事故を起こした男性も他車の通行を妨げる恐れがあることからコンビニの駐車場にクルマを置いていたらしい。

警察では2回目の事故を起こした男性から業務上過失傷害容疑で事情を聞いているが、路上に2人の男性がいることにはまったく気づいていなかったとみられる。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. メルセデスベンツの主力SUV『GLC』、新型を9月に世界初公開へ
  2. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  3. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  4. カワサキ『Ninja ZX-25RR』を日本初導入、価格は105万2700円 スタンダード版「25R」は廃止
  5. その名の通り1000馬力! 新型スーパーカー『ブラバス1000』発表、AMG GTのPHEVをさらに強化
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る