被害者を介抱の男性、後続車にはねられる

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20日深夜、栃木県壬生町内の県道で、衝突事故の被害者を介抱していた男性に対し、後方から走ってきた乗用車が突っ込む事故が起きた。はねられた男性2人が死傷した。接近してきたクルマが2人の存在に気づくのが遅れたことが事故の原因とみられている。

栃木県警・栃木署によると、事故が起きたのは20日の午後10時25分ごろ。壬生町壬生丁付近の県道を走行していた23歳の男性が運転する乗用車が、道路を横断しようとしていた71歳の男性をはねた。

クルマを運転していた男性は近くのコンビニエンスストア駐車場にクルマを置き、現場に戻って倒れた男性の介抱をしていたが、そこに29歳の男性が運転する別のクルマが突っ込んできた。2人は次々にはねられ、71歳の男性は全身強打が原因で事故から約2時間後に収容先の病院で死亡。23歳の男性も頭部を強打する重傷を負っている。

現場は見通しの良い片側2車線の直線区間。信号機や横断歩道は設置されていない。交通量が多い道路で、最初に事故を起こした男性も他車の通行を妨げる恐れがあることからコンビニの駐車場にクルマを置いていたらしい。

警察では2回目の事故を起こした男性から業務上過失傷害容疑で事情を聞いているが、路上に2人の男性がいることにはまったく気づいていなかったとみられる。

《石田真一》

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