気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。
2007年5月25日付
●温暖化対策、途上国に資金協力「美しい星50」戦略 首相、3原則提唱(読売・1面)
●夏の賞与、初の90万円台、大手99社(読売・2面)
●損保保険協会長に三井住友海上社長(読売・10面)
●高級車も環境志向 各社、レクサスに対抗(朝日・11面)
●「環境」「経営」に優しく、いすゞ、新型「フォワード」発売(産経・8面)
●トヨタ、中国に緑化施設、砂漠化対策、専門家育成も(東京・9面)
●日野自動車、南米に工場、国内勢初、来秋メド、シェア2割めざす(日経・1面)
●デルファイ経営支援 GM、債務70億ドルに、再建遅れ、負担拡大も(日経・7面)
●輸出関連企業、今期1ドル115円を想定、円安効果で収益拡大も(日経・17面)
ひとくちコメント
安倍首相は、地球温暖化防止への取り組みとして、「世界全体の温室効果ガス排出量を2050年までに半減する」ことを目標として掲げる、新たなを提案を行った。昨夜、都内で開かれた国際交流会議の会合で演説したもので、きょうの各紙が大きく取り上げている。会議を主催した日経は1面トップで報じている。
提案のタイトルは「美しい星へのいざない」。ドイツのハイリゲンダムで6月に開かれる主要国首脳会議(サミット)で提案し、「ポスト京都議定書」の枠組みづくりに向けて論議をリードしたい考えのようだ。
こうした中、東京によると、トヨタ自動車は中国に「地球緑化センター」を設立、砂漠化対策、専門家育成などを通じ、中国の環境問題に貢献するという。地球温暖化防止に取り組む姿勢は、安倍首相のメルヘンチックな提案よりも、トヨタのほうが具体的でわかりやすい。