「うちには他にトップシェアの商品はないので、なんとしてもこの商品はシェアトップの座を維持しますよ」
富士重工業は東京ビッグサイトで開催された「2007NEW環境展」(22−25日)に次世代型塵芥収集車『G-RX』を展示しているが、同社関係者はそれを指さしながら、こう力強く語る。
同社は1961年に塵芥収集車の開発に乗り出した。当時は東京オリンピックの準備の真っ最中で、街をきれいにするために東京都が富士重工に塵芥収集車の話を持ちかけたのがきっかけである。
以来、同社は塵芥収集車に力を入れており、現在全需が年間約5000台で、うち1500〜1600台を販売してトップシェアを誇っている。
今回展示したG-RXは業界2位の新明和工業と共同開発したものが、販売は別々に行う。文字通り販売力が大きくものをいうため、関係者のPRにも自然と力が入っていた。