泥酔状態で死亡ひき逃げ事故を起こした男に懲役7年の実刑

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今年1月、埼玉県越谷市内の市道で乗用車を泥酔状態で運転し、前走車に追突して2人を死傷させたとして、危険運転致死傷罪と道路交通法違反(ひき逃げ)の罪に問われた55歳の男に対する判決公判が23日、さいたま地裁で開かれた。裁判所は被告に対して懲役7年の実刑を命じている。

問題の事故は今年1月11日の午後1時50分ごろ発生した。越谷市上間久里付近の市道を走行していた60歳女性が運転する軽乗用車に対し、後ろから走ってきた乗用車が追突した。クルマは押し出された弾みで道路左側の電柱に激突して大破。助手席に同乗していた82歳の女性が胸部強打で死亡。クルマを運転していた女性も足を骨折する重傷を負った。

衝突してきたクルマを運転していた男は逃走を試みたが、その場で身柄を拘束。立っていられないほどの泥酔状態で、事故の直前にも蛇行運転や信号無視を繰り返していたことがわかった。警察では男を危険運転致死傷や道交法違反容疑で逮捕。検察も同罪で起訴していた。

23日に行われた判決公判で、さいたま地裁の中谷雄二郎裁判長は「被告はアルコール依存症で、事故の2時間前に日本酒2合を飲み、事故当時は泥酔状態だった」と指摘。「危険かつ悪質な無謀運転が原因の重大事故を起こし、その挙句に被害者を放置したまま逃走しようとした。こうした身勝手な態度は非難に値する」として、懲役7年の実刑を言い渡した。

《石田真一》

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