25日午前、大分県由布市内の県道を走行していた軽ワゴン車が落石防止用のロックシェード内で鉄骨の柱に衝突、弾みでガードレールにも衝突した後に横転滑走した。この事故で後部座席にシートベルト未着用で乗っていた2人が死亡している。
大分県警・大分南署によると、事故が起きたのは25日の午前10時ごろ。由布市湯布院町湯平付近の県道に設置されている落石防止用のロックシェード内を走行していた51歳の女性が運転する軽ワゴン車がカーブを逸脱し、シェードを構成する鉄骨の柱に衝突。その弾みでガードレールにも衝突して横転した。
クルマは横転したまま滑走。後部座席にシートベルト未着用で同乗していた73歳と72歳の女性が車外に投げ出されてクルマの下敷きとなり、頭などを強く打って間もなく死亡。運転していた女性はベルトを着用していて無事だった。
現場は片側1車線の緩やかなカーブ。当時は雨で路面が濡れており、滑りやすい状態だったという。警察では運転していた女性から業務上過失致死容疑で事情を聞いている。