エコカーの本命はディーゼル?

エコカー 燃費

自動車と環境問題などのリサーチ会社、リカルド社が、米国内での将来のクリーンディーゼル販売についての見通しを発表した。それによると、2012年には米国内でのディーゼルとハイブリッドの販売台数合計は270万台に達し、うち150万台がディーゼル、つまり4年後にはディーゼルがハイブリッドを追い越す、との予想だ。

現在の米国でのエコカーのトップランナーは言うまでもなくハイブリッドだが、同社のレポートによると、数年内にメーカーはハイブリッド生産のためのコスト増大にあえぎ、より生産コストが安いディーゼルにシフトする、という。また、この流れに合わせ、すでに過半数の車がディーゼルであるヨーロッパ車が米国内で有利な立場になる、とも指摘している。

米国の環境基準に合致するディーゼルはまだ数が少ないが、CAFEの規制強化、EPAによる地球温暖化効果ガス削減規制などが実施されれば、ディーゼルモデルを提供するメーカーは増加する、と考えられている。ディーゼルがエコカーのメインストリームになる日は最早時間の問題、と見る向きも少なくない。

《Sachiko Hijikata, US editor》

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