上流域の大雨で河川敷のクルマが水没

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9日未明、福島県西郷村内を流れる阿武隈川の河川敷で、駐車していたクルマ2台が急激な増水によって水没する事故が起きた。車内には釣り客3人がいたが、自力での脱出に成功している。

福島県警・白河署によると、事故が起きたのは9日の午前3時ごろ。西郷村真船付近の阿武隈川で、河川敷に駐車していたクルマの運転者から「増水によってクルマが水没した。ドアが開かず、身動きが取れない」との通報が寄せられた。同署員や地元消防が現場に急行したが、2台のクルマに分乗していた男性3人は窓から自力で脱出。ケガなどは無かった。

3人は東京方面から現場へ釣りに訪れており、同日の午前2時30分ごろに河川敷に駐車したという。現場の雨量は少なかったが、上流域では大雨となっており、この影響もあって急激に水量が増したものとみられている。

警察の調べに対し、3人は「いつも駐車している場所だし、雨もたいしたことないので大丈夫と思った」などと話していたが、地元では大雨の際に現場が水没する可能性が高いことは周知されていたという。

《石田真一》

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