逸脱事故 タクシー会社に対し車両使用停止の処分

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国土交通省・中部運輸局は12日、昨年9月に三重県伊勢市内で堤防上の道路から転落する事故を起こし、乗客を死亡させたタクシー会社の営業所に対し、車両3台を45日間の使用停止とする行政処分を実施した。

同局によると、問題の事故は2006年9月30日未明に発生している。伊勢市中須町付近の堤防上を通る県道を走行していたタクシーが路外に逸脱し、約10m下にある民家敷地内の駐車場に転落・大破。後部座席にシートベルト未着用の状態で乗っていた28歳の乗客男性が車外に投げ出され、全身強打で間もなく死亡。タクシーを運転していた男も全身を強打する重傷を負った。

同局は昨年10月に事故を起こした運転手が勤務するタクシー会社の伊勢営業所への監査を実施。この結果、国が基準として定めた労働時間が守られておらず、運転手の休息が十分でないことが発覚した。

このため、同局ではこの営業所が所有する車両3台について、45日間の使用停止とする行政処分を12日付けで実施している。

《石田真一》

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