サーベラス、次のターゲットはジャガー?

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フォードモーターがPAGグループ(ボルボ、ジャガー、ランドローバー)の売却の可能性を示唆してまだ数日だが、クライスラーグループをダイムラークライスラーから買収したサーベラスが、ジャガーにも興味を寄せているという。

フォードモーターではすでにジャガーとランドローバーの売却を決定し、入札を待つ状態だ。また、ジャガー、ランドローバーに関しては、フォードの前CEOジャック・ナッサー氏が率いる投資会社も興味を示しているという。

予想では2つのブランドを合わせた売却価格は50億−60億ドルと見られており、クライスラーの74億ドルにも匹敵する。

業界アナリストは今回のサーベラスの動きについて、「アメリカ国内でクライスラーの販売、サービス網を使ってジャガー、ランドローバーの販売を促進できる」というメリットがある、と指摘している。

PAGに関してはディーラー、サービスが不便、という声があったが、それらが整えばPAGブランドは利益が見込める、との判断だ。

一方、サーベラスのようなファンドは企業を立て直した後は高値で売却する、との予想も根強い。すでにMGローバーが中国メーカーの所有となったように、今後ジャガー、ランドローバーという英国ブランドが結果的に中国や新興のインドなどの自動車メーカーに売却される、という見方もある。

フォードモーターではなるべく早い時期の売却を望んでいることもあり、サーベラスの動きにますます注目が集まりそうだ。

《Sachiko Hijikata, US editor》

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