中国製品問題、今度はタイヤにも

エコカー 燃費

毒入りペットフード、練り歯磨きなど相次ぐ中国製品の問題が浮き彫りになっているアメリカで、今度は自動車のタイヤにも同様の問題が起きている。

問題とされているのは、中国のハンズー・ゾンス・ラバーが製造し、ニュージャージーにある輸入会社が米国内で販売しているトラック用タイヤだ。

米消費者団体、セーフティ・リサーチ&ストラテジーによると、この会社のタイヤはタイヤ表面の断裂を防ぐためのガム・ストリップが不足あるいは全く欠如しており、安全面で多大な問題があるとして販売店に即座に販売中止を求めている。すでにこのタイヤが原因と考えられる事故が数件起き、訴訟となっている。

輸入業者によると、このタイヤはウエストレイク、テルライドコンパス、YSKといったブランド名で販売されており、販売本数は45万本に上る。

NHTSA(運輸省道路交通安全局)では輸入業者が責任をもってすべてのタイヤリコールを行うのが理想だとしている。ハンズー・ゾンスのタイヤは全米で少なくとも7つの輸入業者が扱っているが、販売の実態は判明していない。

《Sachiko Hijikata, US editor》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【マツダ CX-5 新型】反対を押し切った「一本のプレスライン」が生み出す妙、「原点回帰」めざしたデザインとは
  2. 日産『ノートオーラ』など5車種783台をリコール…光軸が保安基準を満たさない
  3. 「4気筒1000ccツアラーは神」ホンダの新型スポーツツアラー『CB1000GT』初公開に、「ほぼパーフェクト」など絶賛の声
  4. スズキ『キャリイ』『スーパーキャリイ』、フロントと内装デザイン一新…改良新型の先行情報を公開
  5. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る