ポルシェAGは、2007年7月期の年初来10カ月間で、連結売上高が前年度の59億6000万ユーロを上回る、59億8000万ユーロを達成したと発表した。
ポルシェ・グループの2006年8月1日から2007年5月31日までの期間の累計新車販売台数は7万9540台となり、前年の7万9564台とほぼ同数を達成した。
欧州、アジアを中心にニュー『カイエン』の販売が好調に推移しているほか、『911』は今年度、販売新記録を達成する見通し。
年初来10カ月間の販売台数は12.2%増の3万1287台となっている。
年初来10カ月間の全生産台数は同1.6%減の8万3815台と微減だった。911は3万2461台(同8.5%増)、カイエンが2万8000台(5.8%減)だった。
年初来10カ月間のポルシェ・グループ内の投資額は、ファイナンシャル・サービス部門も含め合計10億9000万ユーロ(前年実績8億1430万ユーロ)と、高いレベルを維持している。
通期業績見通しでは、税引前利益21億ユーロという記録的な数字を達成した前年度に続いて、今年度は上半期だけで15億9000万ユーロの収益を上げており、通期で前年度を上回るのは確実な情勢だ。