「品質問題をアッと驚くスピードで解決する」日産の山下副社長
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同センターは、これまで日産テクニカルセンター内でオープンしたデザインセンターや日産先進技術開発センターのように派手さのある建物ではないが、日産の品質改善の拠点になる施設だ。
内部はエキシビジョンエリアと市場品質調査解析(FQIA=Field Quality Investigation Analysis)活動エリアに分かれており、エキシビジョンエリアでは日産の品質方針の紹介や代表的な不具合事例が部品とともに展示されている。
一方FQIA活動エリアでは、大量の部品を回収、調査し、関連部署が一同に集まる合同解析により、迅速かつ的確に対策を実施する。
同センターには工場の人間も常駐しており、またサプライヤーが常駐できるエリアも設置されている。そのため、品質改善のための共同作業がしやすい。
《山田清志》