無免許運転と盗難バイクの発覚を恐れ、警官をはねる

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6月30日未明、大阪府和泉市内の市道で、赤信号を無視したバイクを抑止しようとした警官が、このバイクにはねられて重傷を負う事故が起きた。警察ではバイクを無免許運転していた15歳の少年を公務執行妨害の現行犯で逮捕している。

大阪府警・和泉署によると、事件が起きたのは6月30日の午前1時20分ごろ。和泉市内の市道をバイクでパトロールしていた27歳の巡査部長が、2人乗りの状態で赤信号を無視して進行する原付バイクを発見。停止を命じたが、これを無視したために別の警官とともに追跡を開始した。

巡査部長は和泉市山荘町付近の市道で追跡していたバイクを追い越し、自分のバイクを横に向けた状態で停止させることで強制抑止を試みたが、バイクは減速することなく巡査部長に衝突。巡査部長は転倒して肩の骨を折る重傷。突っ込んできたバイクも弾みで転倒し、同乗していた16歳の少女が顔面を強打する重傷を負った。運転していた少年はその場から逃走しようとしたが、別の警官が身柄を拘束。公務執行妨害の現行犯で逮捕した。

逮捕されたのは同市内に住む15歳の少年。バイクは盗難車で、警察の調べに対しては「無免許だから逃げなくちゃならないと思った」などと話している。故意にバイクを衝突させるか、巡査部長を脅す目的で衝突直前に加速した疑いもあり、警察では自動車運転過失傷害や道路交通法違反容疑でも調べを進める。

《石田真一》

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